車載カメラ

車載カメラも、どんどん機能が向上している。WitnessPlusという製品を見つけたんだが、なかなかに「優れもの」である。

もちろん、車載カメラの効用というものは理解しているつもりである。交通事故にあった人の遺族達が、どのような主張をしているかも、知っている。

車載監視カメラの効果

■事故のもようが映像で残される

 映像という科学的な記録は、人間の記憶や意図に寄らないため、正確な情報
 として、事故の様態や原因を明らかにすることが出来ます。
 記録は正確で、かつ公平なものです。遺族側にも納得し易いものです。

■当事者間の無駄な争いが減る

 事故原因や責任をめぐる双方の争いは、科学的証拠を前に急減します。無駄
 なエネルギーや時間・コストの削減になります。
 損害賠償に関わる民事訴訟も、大幅に減らすことが出来ます。

http://www.kik-izoku.com/topics/syasai-kamera/syasai-kamera.htm

それを知った上で、ここでは次のようなWitnessPlusの機能は、いったいどーなんだろ、ということを考えてみたい。開発元は、「いつも撮り続けているから「できる」こんなこと」として、次のような機能をあげる。

他にも、

 ・黄色信号で交差点に加速進入していないか
 ・人通りの多い小道でスピードを出していないか
 ・乱暴な運転をしていないか
 ・路上駐車はしていないか
  
など、常に画像を記録をしているからできる、新しい教育・指導ツール、さらに、安全マネジメントの目標設定&チェックに活用できるドライブレコーダーWitnessPlusです。

例:運行状況の確認
  運行するルートが決まっている場合は、画像と共に日時が記録されるので、運転者の一日の動き(いつ、どこに、どれくらい滞在したか)などがわかります。

例:録音機能で漫然運転予防
  WitnessPlusは、画像とともに録音機能がついています。運行中の携帯電話使用等の予防対策に!

http://www.nikkouken.com/witness_plus/index.html

これって、事故の記録じゃなくて、ドライバーの監視に目的がすりかわっていってしまっているように読めるのだけれど・・・。私が、トラックやタクシーのドライバーだったら、この機能は勘弁である。

しかも、どうも以下を読むと、こうしたおそれって、単なる杞憂じゃないようなのである。

国土交通省ドラレコ・デジタコを活用しよう」(http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03driverec/index.html

「運転記録装置の普及支援へ 交通事故対策で国交省」(http://www.kik-izoku.com/kik-news2/l-109.htm

それから、いうまでもないけれど、車載カメラは路上の人や風景も、映します。